『鉄板コミュニケーション2』
「えっと、改めて君らの名前教えてよ。覚えるけ」
と晴一さんが言った。
「は〜い、私は晴一さん好きなです」
「あたしはって言います」
「は昭仁さん贔屓なんですよ〜」
「ちょっと、〜」
そんなやりとりをしているとビールが運ばれて来た。
「ふ〜ん、ちゃんにちゃんね。
じゃ、わしらの出会いを兼ねて乾杯!」
と晴一さんが乾杯の言葉を言うと、それを合図にカチンとコップが音を立てる。
、晴一さん、大輔さん…そして…
「お疲れ様です」
と昭仁さんと乾杯。
ほ…本物だよね?
ちょっと営業スマイルだろうけどやっぱりカッコイイ!
というか、近いよ!
「じゃ、僕達も頼みませんか?」
と大輔さんがメニューを二人に渡す。
メニューを一通り見て、まずは昭仁さんが口を開く。
「わしはまだ考えちょるけ、晴一はどうするん?」
「俺流のお好み焼き作っちゃおうかな?」
と晴一さん。
そう言えば晴一さん、最近お好み焼き作りにはまっているんだよね。
「ちゃんとちゃんはどうするん?」
「あたしは初めてだけど広島焼きやってみょうかな?」
「さっきのは大阪風だったもんね」
と。
「昭仁さん番組で作ってましたよね?」
「あ〜あれね、覚えていてくれたんじゃ」
と少し照れ笑いの昭仁さん、あたしの会話に答えてくれた。
「僕は俺流ごちそうになろうかなと思うしんですけど、
昭仁さんはどうします?」
と大輔さんが聞くと
「じゃ、わしは彼女の見とるわ」
「私も晴一さんのお手並み拝見します」
と。
「すみません!」
と大輔さんが定員を呼ぶと
「広島焼き二つと長芋とチーズお願いします」
と注文してくれた。
すぐに材料が目の前に並び、あたしから作り始めることに…
レシピを前もって見ていたとはいえ、実際は手際の良さ、具の量の調 節などに気を使う。
なんとかおいしいのを作って、昭仁さんに食べてもらいたい。
愛情込めて…。
最初の薄焼きは上手く行ったぞ!
次は…
あたしは二回に分ければいいのに量を入れ過ぎてそばを乗せて、卵の上にひっくり返す時に失敗。
修正してトッピングしたら、なんとか見た目は悪くない。
「どう?わしのより上手く行った?」
「難しいですね…失敗でモドキになっちゃいましたよ〜」
「難しいよのぅ〜広島出身だからってよく思われがちだけど、
だからって得意とはかぎらんのよ」
そ…そうなんだ。
そう言われればそうかもな、あたしも出身だからって言われたら…。
でもな…
やっぱりこれじゃあ、味見して欲しいなんて言えやしないな…。
「食べんの?わし、味見しちゃうよ」
へっ?
「ほら、一緒に食べようや。
大丈夫、おいしいから。食べてみんちゃい」
と昭仁さんは切り分けて、二人分皿に乗せる。
あたしは切り分けられた広島焼きを口に運ぶ。
昭仁さんも口に運ぶ。
「え…お、おいしいです」
「見た目より中身よ、ねっ。おいしいよ」
あっ、食べてくれた。
と話した晴一さんも話題に入ってくる。
「おっ、美味しそうじゃん。いいなぁ〜昭仁だけ」
「初めての割りには上手じゃろ?!わしへの愛がつまっとる」
と昭仁さんがからかう。
「まさか〜自惚れ過ぎじゃんね〜
……って耳まで真っ赤じゃん。ちゃんかわいい」
と晴一さんが冷やかす。
あたしは何も言い返せず、に助け船を求める。
「晴一さん、俺流食べさせて下さいよ〜」
「そうね、ちゃんも見とってね。わしほんま旨いから」
「広島でも大阪でもなく俺流なんですよ。
これが本当に美味しいんですよ〜」
と大輔さん。
「かなり自信あるらしいよ。ラジオでも喋ってたもんのぅ〜」
「昭仁さんもカフェインリスナーなんですね〜。
嬉しいな。仲良しさんですね」
とあたしがが言うと、なんとなく昭仁さんの顔が赤くなってきた気が…。
「ちょ〜っと、照れるなや〜。わしまで照れるじゃん!」
「わし、飲んでるから赤いだけじゃ」
と言う昭仁さんのいいわけがかわいらしかった。
to be
continud…
***鉄板のあるとこで広がる、友情・恋の行方は?***
原案は05/04/02の夢よりの発展 5/17,18,6/2,7
up 06/01/22