『鉄板コミュニケーション5』

「あ〜本当に、ここにかけたら…」

あたしは携帯を取り出して、電話帳のメモリーを見る。
もう何回目だろ?
もう、今日は昨日になって、明日は今日になったと言うのに。


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ちゃんって、口固い方?」

「えっ、どちらかというと」

「ファンの子には内緒にしてほしかったりするけど、また食べに来ない?」


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そんなわけで、ファンの子+お好み焼き好き?!でインプットされたであろうあたし。

数時間前の出来事なのに、ついさっきの様に頭の中でリフレインされる。
駄目だ、眠れそうにない。
携帯の電源を切って、布団に潜り込んだ。






目覚まし時計が鳴り、朝を知らせる。
眠い目を擦りながら、とりあえず洗面所に向かう。
顔を洗って目が覚めると、少しずつ記憶が戻って来た。

「携帯!」部屋に戻ってすぐ、電源を入れて確認する。


「あ…あった!」

どうやら一晩だけの魔法ではなかったらしい。




仕事も終わった午後18時。
久しぶりに駅の改札口で、と待ち合わせ。


昼休みに

「ここにかけたら…繋がるのかな?」

とメモリーを眺めてたら、から"今日、夕飯いかが?"ってメールが入った。

んで、今に至るわけ。





のリクエストで、例の店に向かう。

「お二人ですか?こちらにどうぞ」

と店員に案内されて、席に座る。



最近あったお互いの仕事や友人のことを話しながら、作業を続ける。


「しかしさ、こうやって二人で語りながら作るっていいよね」

「うん。楽しい」

「そして、旨い!」


二人して夢中で食べた。






「つい食べ過ぎちゃうね、駅まで歩くか」

の言葉に頷く。

「しかし、手際がよくなったんじゃない?」

「そ…そうかな?」

「あれから通ってたりして」

「……」

の言った何気ない一言で、あたしの足が止まる。

「あっ、そうなんだ」

「えっ…と、はまりまして…お好み焼きに…」

「それもどうだか、ボーカルさんに更にはまったんじゃないの?」

とあたしの顔を覗き込む。

次第に顔が赤くなる。

「冗談で言ったんだけど、でも分かるよ。
私もあの日は忘れない。ますます好きになったもん」

あっ、そっか。
は知らないんだ昨日の出来事を。
でも、

のおかげで会えたね。
あの日の偶然が重なったから、貴重な体験出来たよ」


鉄板を通じて広がる仲、深まる友情。
にはまだ内緒のこともあるけど、いつか打ち明けるからね。


「じゃっ、またね」

と別れて、家路へと向かう。




何か忘れてないかい?
あたし。




あ〜!





「携帯っ!」


着信0。



mailも0。



良かった〜。



嫌っ、良くない!

昭仁さんからさえ連絡入ってない。



でも、ここは普通あたしからだよね。
電話は勇気が無くてまだ押せないけど、メールなら。






[こんばんは☆彡昨日は楽しい時間ありがとうございましたm(__)m偶然の再会に感謝です。より]





星空の帰り道であたしは、メールを送信した。

どうか、返事がありますように☆彡



                              to be continud…





原案 06/05/15〜10/18     UP 07/02/03
 


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 「なんかわし出ておらんよね?」by昭
 「大丈夫、次回出るからさ」byラ
 「・・・ほんま?不安」by昭
 「それより、返信してあげなよ〜」byラ