恋人は○○○!?
♪赤い帽子〜
白いお髭〜
サンタクロースのおじいさん
トントン [こんばんは]
トントン [こんばんは]
良い子はどこかとやって来る〜♪
と先生とお友達とサンタクロースの手遊びをする。
「クリスマスまで後何日?」
と同じクラスの友だちがが聞く。
「後5回眠ったらクリスマスだよ」
と答える。
「サンタさんはどうして空が跳べるの?」
先生は少し考えて
「この間の発表会で来たサンタさんは、
サンタさんは跳べないけれどトナカイに魔法をかけるって話していたよね」
「みんながサンタさんはいるって信じていれば、
パワーが集まってサンタさんはトナカイに魔法をかけれるって言ってたよね」
「ふ〜ん」
と納得。
「さぁ、そろそろ眠りましょ」
と先生の声で、みんな布団に入る。
まだ寝つけないあたしに
「サンタさんはね、眠った頃にやって来るんだよ。来るといいね」
と優しく言って布団ごしになでるようにトントンをしてくれた。
携帯の着メロが鳴り、あたしは眠りから覚めた。
「夢…かぁ〜」
幼い頃のことを思い出すような夢。
携帯を寝ぼけ眼でチェックする。
2件のメールが来ていた。
[今何してた?うちは彼氏と夜景見てたよ。☆が綺麗!]
と、友だちからの自慢話。
あたしだって、クリスマス楽しみたいっていうのに。
あたしの好きな人は…もう一つチェックする。
[今、飲んでま〜す。大阪終了〜。]
読んですぐ、あたしはメールを返信する。
[お疲れ様〜あたしもライヴ行きたかったな〜、明日も仕事なんだし飲み過ぎないように!]
と彼にメールする。
あ〜愚痴りたい!そう思った瞬間、親友から電話が来た。
「もしもし?起きてた?」
「まだ、23時過ぎよ〜大丈夫だよ」
「今日は昭仁さんの大阪ライヴの日じゃん!行った?」
「あたし、仕事だっちゅ-の。
ファンの一人としてはこの時期にライヴやってくれることは嬉しいんだけどね〜」
とあたしは愚痴り始めた。
好きな人と音楽と同じ時間を過ごせるから、そんな時期のライヴは好き。
続けて欲しい。
それは彼女になってからも、変わらないこと。
だから…だけど…やっぱり…会いたいよな〜。
淋しがりやで、ちょっと独占欲が強いあたしは…
この年末の年明け瞬間もだけど、やっぱり…
誰かが決めたことかわからないが定番になりつつある"恋人"と過ごすっていうのに憧れているから。
「…あれ?なんか聞いてる?ザワザワ聞こえるけど…
都合悪かった?ごめん、喋りすぎて!」
「う、ううん!の気持ちわかるな〜と思って。
最近アンチになり気味だけど、私」
と彼女もクリスマス論を語り出した。
あれからしばらく話して、あたしは眠った。
気持ちを吐き出したおかげで、少し気分がすっきりした。
翌日24日。
世間的にはクリスマス・イブとされる今日はみんな何して過ごすのだろう?
着替えをして、駅前を散策しに出掛けた。
あたしは人間観察を楽しみつつ、クリスマスバーゲンで買い物を楽しみ家路へと向かった。
家に着くと、かわいさに負けて買ったお菓子の入りそうな靴下をベットの横に飾る。
忙しさに負けて?装飾しなかった部屋はちょっとだけクリスマスらしくなる。
夕飯をテーブルに並べて、テレビをつけると某音楽番組が始まる。
歌とトークを聞きながら、食べ終わった食器を洗いお風呂のお湯をを出しに行こうとした瞬間・・・
司会者が次のアーチストを紹介する。
「ポルノグラフィティです!」
あたしはテレビに近づき彼等を見守る。
テレビごしだけど、ひささぶりに会えた嬉しさで
「あっ、髪変わったなぁ〜」
などとチエックしてにやける自分がいた。
「トークも歌も、やっぱりいい!」
とファンとしても絶賛しながら楽しんでいた。
曲が終わって、昭仁君が
「ありがとうございました!」
と言った瞬間とても寂しくなってきてしまった。
携帯を取り今日の仕事の感想をメールする。
恋人としての本音は隠したまま…文字に託せなかったけど。
音楽番組が終わっても、クリスマス番組は続く。
「あ〜駄目だ!考えちゃうから、もう寝ちゃえ!」
と布団に入りなんとか現実逃避の眠りの中に…。
「メリークリスマス」
と聞き覚えがある声。
あたしは目が覚めて横を見た。
!!
「な、なんでぇ〜」
があたしの第一声。
「なんでって、恋人に会いに来たんじゃけど。合鍵くれたし」
と昭仁君が言う。
「遅いよぉ〜会いたかったんだからっ!」
とあたしはなんだか嬉しくて抱きついていた。
「サンタは眠った頃にやって来るんよ。
わしを待ってる子の夢、壊しとらんじゃろ?」
「待っていた子を起こしてくれる、例外だけどね」
とあたしはついイジワルをしてしまう。
「の友だちに電話ごしに、お前の本音を聞かせてもらっての〜
心配で今日の仕事の打ち上げ抜けて来たんじゃから」
と昭仁君は言った。
そっか…
だからあの時ザワザワしてたのか…
もぅ〜やられたなぁ〜と思いつつ親友に感謝する。
「でも、間に合ったじゃろ?」
昭仁君が指差した我が家の時計は23:58を示していた。
『メリークリスマス』
と二人の声が重なり、唇も重なる。
唇が離れた頃には日付は25日になっていた。
ハッピークリスマス☆素敵な時間を!
おしまい
原案2004/12/21 〜23 手直し2005/12/23 UP2005/12/24
去年にドリーマーさんに投稿したお話です。。。なんかアンチな感じで、詰め込みすぎな作品ですがね。書き直したいかも。管理人はアンチなクリスマスを過ごします。寂しいね〜。
皆さんはハッピーな時間をvv
marumarumaru