『いつものあの席で君を待つ』
 


 「おかわりはいかがですか?」

 「あっ、お願いします」

 
 もう少しであの娘が来るランチの時間。


 約束はしてないし、あの娘と話したことないけど。
 

 いつも制服姿で、ここの店の日替わりランチを美味しそうに食べるあの娘が見たくて。
 

 本当は原稿を仕上げ、ここにいる理由なんて無くなったのに、思わずコーヒーのおかわりを頼む。
 

 コーヒーを飲みながら、君と話すきっかけを考える。
 メモ帳にペンを走らせ俺用のシナリオ作り。
 「いつものあの席で君を待つ」なんてね。



 待ち合わせなんかしてないけど、あの娘に会えたらいいなって思いながら。



  原案 07/01/05   UP 07/02/03 浅葱 あみ提供