「お前さぁ、見に来たんなら声かけてくれてもえぇんちゃう」

 いつものように、教科書を返しに来た晴一がうちに切り出して来た。



             『いじわるな落書き3』



 あぁ、昨日夕方に寄ってみたあれのことよのぅ…
 なんで晴一知ってるん?!

 うち、ばれてない思ってたんに。

 

  「えっ…なんで知ってるん」


  「に言われたんよ」

 あ〜うちのクラスの。

  「ごめん…」

 本人が見とらんけぇ、ごまかすことだって出来たんに…
 思わず謝ってしもうた。


  「ええよ。
   構わんけぇ。
   ギャラリー多いと燃えるけぇの」

  「ふ〜ん」

  「友達誘ってもええよ、かわぇぇ娘だと…」

  「あ〜そうなん」

  「じゃけぇ、が来やすいいように…じゃのぅ。
           あいつらも女の子多いとさぁ〜」



 聞いてるうちにうちは、なんだか試されてるような気持ちになってきた。
 からかわれてると言うた方が近いかもしれん。
 うちは我慢出来んなくて、晴一が話終わらないうちに早足で席に向かう。


  「お前〜、ちゃんと話…」

 と、うちに言いかけたようじゃけど…
 うちのクラスの子らに注目された晴一はぶつぶついいながら去って行った…と、が報告に来よった。

  「あ〜そう」

 と言ってやったんじゃけど、はなんでうちが態度悪いんかわからんようで。

  「また行ってあげたら?
   なんか嬉しそうじゃったけぇ」

 と笑顔言いよったんよ。
 じゃけぇ、が言わな晴一は気付かなかったんよって言うてやろうか思ったんじゃけどね。
 あの悪気なさげな姿を見たら、怒る気もしなくなった。




                                  続く…


 原案 07/06/20〜8/25 UP 07/08/30





☆クラスメートの野球部員名前つけちゃったぁ(笑)
 ♪だけどもだっけどぅ〜架空でっす。

 それにしてもこの作品、書き貯めていたのにアクシデントで記録されてなかったようです。
 秋が一回りする前に、思い出しながらup頑張ります。
ちゃん待たせたね、ごめんやm(_ _)m