いざ二人での生活が始まると、二人とも変に気を遣ってしまう。
この姿になって何も出来ないあたしは、彼に頼りっぱなし。
あたしが出来ることは、毎日欠かさず
"おはようございます!"
"いってらっしゃい!"
"お帰りなさい!"
"おやすみなさい!"
などと声をかけること。
二人になったポルノグラフィティ、岡野昭仁の悩みを打ち明けられた時に聞いてあげること。
クロゴスや日常のことも。
全ては話してもらえなかったとしても、あたしはこの関係がとても幸せだった。
たとえ実らない恋だとしても。
**『チェンジ☆11話』************************
昭仁さんのお家にお邪魔して、二週間が過ぎた。
二人のポルノグラフィティでの活動も、少しずつ見えてきて、あたしは安心していた。
もう…あたしはファンに戻ろうと。
一緒に過ごした日々は、楽しかった。
でも、手掛かりは得られなかった。
このままだと、彼等に・ファンに申し訳ない。
本当はそばに居たいけど…。
この二週間、あたしを心配してメールや電話をくれたキューピッドにメールを送信する。
[あたし、地元に帰ろうと思います。
この恋をあきらめるわけでもなくて、温めつつファンに戻ろうと思います。
5周年を迎えるポルノグラフィティの晴一さんと昭仁さん…Tamaさんのことを応援、続けます。
今までこんなあたしに、良くしてくれてありがとうございました]
携帯の着信音量を、サイレントにして閉じる。
きっと晴一さんは、こんなあたしを怒るかな?
昭仁さんあきれてしまうんだろうな、と思いながら。
「メールじゃ。誰からかのぅ?」
雑誌取材が終わった晴一の元に一通のメールが届く。
それを読んだ晴一はすぐに、車に乗り込んでいるだろう昭仁に電話をする。
『も、もしもし?お前ちゃんに何かしたん?』
『しとらんと思うけど』
『ちゃん地元帰る気よ!早く会いにいかんと…』
それを聞いた昭仁は、晴一が話終わる前に電話を切る。
急いで自宅へと向かった。
続く…
原案04/07/09〜09/19 up05/10/20
☆一体元に戻るには、どうしたらいいんでしょう?は地元に帰ってしまうのか?昭仁君は彼女に間に合うのか?次回をお楽しみに。