「桜散っちゃったね」

                   「せっかく来たのにのぅ。まぁ、せっかくじゃけぇ撮る?」

                    携帯で桜を撮る彼。
                    どれどれと、お手並み拝見。

                   「見せて。ふ〜ん案外いいね」

                    彼が撮影した桜を見て、あたしは企画を思い付く。

                   「ねぇ〜撮影会しょ?」

                   「何言ってるん?桜散ってますよ」

                   「だから〜勝負するんだよ♪後で見せ合いっこね」

                   「散らないとこ探すの大変なんじゃけど」

                    ぶつぶつ言いながらも、彼は撮影場所を探し始めた。



                 『ベストショット?!〜桜舞う木の下で〜』



     しかしのぅ〜Eが喜ぶかもって、OKしたものの。
    なかなか綺麗な桜はないなぁ。

    は調子どうなんじゃろ?
    偵察に行こうかな?


   う〜ん、案外いいショット見つからないなぁ。
   いい企画だと思ったんだけどl。

   昭仁君の調子はどうかな?
   結構遠くまで行ったみたいだけど。




                    しばらくして

                   「どう?いいショット撮れた?」

                    と彼が覗きに来た。

                   「う〜ん、微妙。まぁ〜楽しみにしててよ」

                   「じゃ、後での」



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                    とか言いつつも 気に入ったのはこの一枚だけかぁ。

                   「あ〜疲れた」

                    あたしたちは近くのベンチに座る。

                    彼が飲み物を差し出して

                   「お疲れ様、さて判定に行きますか」

                    と言った。

                    あたしは、ありがとうと答え

                   「まずはいただきません?」

                    と二人で乾杯。

                    なんか生き返る水のようだ。




                   「さて、判定に参りますか」

                    と、彼の一言に頷き、お互いに今日の成果を見せ合う。

                    それぞれのベストショットを。


                   「おっ、なかなかいいんじゃない?」

                   「あたし、これ気に入っちゃった〜」

                   「どう?判定は??」

                   「う〜ん、じゃぁお互いが気に入ったショットがあった方を指差しね」

                  「「せ〜の」」

                    それぞれが指差したのは。

                    自分。。

                   「あいこじゃね」

                   「やっぱり、自分のがいいよね」

                    二人で思わず笑い出す。






                   「そうね」

                    と、答えた彼は少し何かを考えたよう。

                   「E、もうちょっとこっち寄って」

                    と、昭仁君はあたしの肩を掴む。

                    ドキッとした瞬間、昭仁君は自分の携帯で二人を撮った。




                   「び、びっくりした!!あたし変じゃない?」

                   「ほら、いい感じよ」


                    そこには、少し驚いているあたしと、笑顔の彼が映っていた。

 
                   「この作品の題名は?」

                    あたしがふざけて携帯をマイクに見立てて質問すると

                   「僕と君と桜と。ほら花びらがちょうど入っているじゃろ?
                    今日のベストショット!               」

                    と、答えた。
                    たしかにタイミング良く舞った桜の花びらが一緒に映っていた。

                   「今日の勝者は岡野君でしたね」

                    と、あたしはお祝いの口づけをプレゼントした。



                                           END




              原案:05/05/0506/01      UP06/06/08

    ★実は思いついた1時間で書けましたが編集しました。他はバックステージにこぼれネタ書く予定ですよ。感想よろしく。
     ちなみに、この写真は私の撮影した彼女視点の桜撮影vこんな種類の桜もあるのさ。